がんの治療にかかるのは、治療費だけではありません。患者さんとご家族を悩ませるもののひとつが、雑費と呼ばれる支出です。入院などを体験した方はおわかりかもしれませんが、雑費が意外に高額ですよね。
雑費の中でも最も高いと思われるのが差額ベッド代、室料差額です。病院の求めで個室に移った場合は全額自己負担ということはありませんが、自分から希望して個室を選ぶと自己負担となります。
ですが、辛い病気を抱えている患者さんには、出来るだけ心を落ち着かせて治療に向き合ってもらいたいもの。個室を選ぶ患者さんも少なくありません。また、入院時の食事代も、治療費以外の雑費といえます。
そして、交通費も高額な雑費のひとつです。出来ることなら、頻繁に病院に顔を出してあげたい。けれど車を持っていない方にとっては、毎日のようにお見舞いに行くと交通費がかさみます。
他にも着替えやタオル、箸やコップなど生活用品も家にあるものばかりでは足りなくなってしまいます。入院中、病院でテレビを見るためのテレビカードなども必要としている人が多いようです。入院生活が長い人では、数十万円の雑費がかかることも珍しくありません。
細々としたものばかりですが、どれも患者さんにとっては大切なもの。できるだけ願いを叶えてあげたいと、ほとんどのご家族が思っています。
雑費は高額療養費制度では賄えないので、がん保険などを利用して賄うこととなります。
| prev : | がん治療にかかる費用について |
|---|---|
| next : |